守護聖人のレリック(聖遺物)
兵士の守護聖人である3聖人のレリックが
3月8日〜3月9日までグアムで拝観できる。
今回は戦争で亡くなった兵士やその家族、または戦争によって
傷ついた人々のためのミサも執り行われる。
レリックは時間により一般公開される。
聖遺物とは:通常聖人の遺体の一部である。
聖アントニオ・ダ・パドヴァ
海軍兵の守護聖人
1195年8月15 日ポルトガルのリスボンに生まれる。
1231年6月13日、若干36歳でこの世を去る
亡くなったその日、あちこちで子供たちが泣き、教会の鐘が
鳴らしもしないのに勝手に鳴ったという説がある。
天使が降りてきて聖人である彼の死を讃えたと言われている。
また彼に無くし物を祈願すると見つかるとも言われている。
聖アントニオのイメージとして子供を抱いて
百合や本を手にしている絵画や彫刻をよく目にする。
リジューの聖テレジア
空軍兵の守護聖人
「リジューのテレジア」「幼きイエスのテレーズ」「小さき花のテレジア」
の愛称で知られているフランス第2の守護聖人。
24歳という若さでこの世を去っている。
通常、死後50年を経ないと列聖できないが
彼女の場合28年という身近な期間で教皇ピウスにより列福。
聖テレジアは病人、パイロットや花屋、宣教師、
ロシアの他に、子どもや弱い者の守護聖人になっている。
ロヨラの聖イグナチオ
陸軍兵の守護聖人
1941年スペイン北部バスク地方のロヨラ城に生まれる。
軍隊の大尉としてフランス軍との闘いの際、足を負傷する。
その後信仰に目覚めパリで神学を学び、
同志を厚めローマでイエズス会を創立。
1556年、ローマにて死去。65歳。
バシリカ大聖堂
1668年:サンビトレス神父がグアムに上陸。1699年に初めのカトリック教会が建てられた。
グアムにカトリックが布教されてから今年で339年目となる。当時の酋長キプアがサンビトレス司教に教会の土地を提供。カトリック信者となったキプア酋長の遺体は大聖堂内に安らかに眠っている。
現在のカテドラルが建築されるまでに台風の被害(1671年)や地震(1909年)また第二次世界大戦の爆弾投下(1945年)によって破壊されている。
大聖堂とは司教座のある聖堂または教区の母教会の意味。バシリカの名称は1985年、教皇ヨハネパウロ2世の訪問の後、教皇から特権を受けバシリカ大聖堂となる。
ショップ & ミュージアム
《ギフトショップ》
大聖堂の脇にあるギフトショップ。奇跡のメダルやルルドのロザリオ、また可愛い天使の置物などが注目商品。営業時間:月〜土(10:00-18:00)
《バシリカカフェ》
ギフトショップ入り口の小さなカフェ。
風味豊かなカリビアンスタイルのディッシュがメイン。ドリンクも豊富でトロピカルフルーツのスムージーはおすすめ。営業時間:月〜金(10:00-16:00)
《ナショナル・ミュージアム》9月21日にリニューアルオープン。
入館は予約制で通常は月〜金(8:30〜16:00)開館している。詳細はギフトショップにて問い合わせください。
その他
《ピゴ墓地》大聖堂よりマリンドライブを南下5分。
アニグアという町あるカトリック墓地。
日本の建設会社も携わり、2004年12月にリニューアルされた。入り口には9フィートのイエスキリストと12人の使徒の石像が立ち並び、夜には美しくライトアップされる。
《聖テレジアチャペル》2006年に建設された蒼いタイルの美しいチャペル。祭壇の聖テレジア像は美しい。
《チャンセリー》(教区所管)フィリピン湾が全貌できるアガニャの丘の上にある事務所。庭がきれいに手入れされており、カマリンの石像が海を見渡している。
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